https://markezine.jp/article/detail/22716: MarkeZineより引用

シンクランチ株式会社 福山誠の概要

代表取締社長 福山誠
会社名 シンクランチ株式会社
会社URL http://www.social-lunch.jp/
事業内容 インターネットサービスの開発、運営

<シンクランチ株式会社の魅力>

会社員にとって、ランチの場はある種の社交場である。そこでの交流が何かの変化を生む可能性もある。シンクランチの福山誠氏はその点に着目し、「ソーシャルランチ」というサービスを開始した。いわばFacebook上でのランチ相手のマッチングサービスで、社外の人と出会い、ランチの時間を共に過ごせる。同僚と一緒に2対2でのペアマッチングができる点が特徴だ。
日々の何気ないランチから新たなチャンスを創出するこのサービスは大きな評判を呼び、メディアでも多数取り上げられ、多くの利用者を獲得。その後全国各地に普及し、大学版も公開された。そしてWebサービスやモバイルゲーム事業を行うDonutsの子会社となった今、同サービスは社会人へのOB訪問を支援する就活コミュニティとなり、登録会員の企業数は約3,000社にも上る。多大な支持を得るマッチングサービスへと成長を遂げた。
このソーシャルランチ開発者にしてシンクランチ創業者の1人である福山氏の発想とそれを実現させた技術、またもう一人の創業者である上村康太氏の経営手腕が、この躍進の核であったことは疑いようもない。Donutsの一員となってからも、シンクランチの血は社会を活性化し続けるだろう。

 

<福山誠の魅力>

元グーグル社員である福山氏と上村氏がシンクランチを設立したのは2011年。福山氏が社長、上村氏が副社長となり、日本で最大のランチ交流サービス「ソーシャルランチ」事業を進めた。6万人以上の会員数を誇る一大サービスだ。
この事業はKDDIのスタートアップ企業支援ファンドの審査に通るなど、本格的な展開以前からその高い質は証明されていた。ソーシャルランチ開発者の福山氏の技量についても同様だ。
そしてサービスが順調に成果を上げ続けるなか、創業者である2人は会社設立から1年半も経たないうちに株式売却を決める。売却先はWebの世界で強大な存在感を放つ会社、Donutsだ。この判断の理由に、福山氏らの魅力がある。
すなわち社長の座といった社会的地位ではなく、サービスをもっと面白くすること。ただそのために考えた結果、より資金が豊富で環境の整った会社への売却を決めたという。サービスの将来を冷静に、かつ純粋に考えた結果の判断だといえるだろう。その意志が今なお生きるDonutsで福山氏がこれから何をつくり出していくのか、更なる期待を呼びそうだ。