https://goo.gl/DNdZUa:NIKKEI STYLEより引用

株式会社ジャパネットたかた社長 高田旭人の概要

前社長 高田明
社長 高田旭人
会社名 株式会社ジャパネットたかた
会社URL http://www.japanet.co.jp/shopping/jh/
事業内容 
商品のバイイング
ショッピング媒体(テレビ、ラジオ、紙、Web)制作
商材マーケティング

<ジャパネットたかたの魅力>

ジャパネットたかたはテレビショッピングでそのキャラクター、語り口が大きな人気を呼んだ創業者、高田明氏が経営者として興し、多くの顧客の心を掴んだ会社である。
小さなカメラ屋から始まりラジオ通販で確かな支持を獲得、そしてテレビに進出して以降莫大な数のファンに支えられ、順調に業績を伸ばした。一時は時代の変遷に伴うテレビの影響力減少により売上が低迷し、高田明氏が自らの立場を辞する覚悟を決めるほどの状況に陥るも、高田明氏の長男である高田旭人氏が打ち出した企画の成功もあり売上は回復。その後過去最高益の更新をも果たす。揺らぎかけた会社は見事、体勢を立て直した。
2015年には高田明氏が引退し、高田旭人氏が社長に就任。新社長はその手腕に注目が集まるなか、データ重視の業務効率化を推進し、更なる過去最高益を叩き出した。カリスマの背中を家でも職場でも見てきた実の息子といえど、周囲からのプレッシャーにはきっと思うところもあったはずである。それでも臆さず改革を進め、会社を成長させた胆力と技量は流石であった。ジャパネットたかたは、未だその伸び代を期待される会社で在り続けている。

<高田旭人の魅力>

比類なきカリスマ創業者の高田明氏は、いうなれば才気あふれる感性の人である。理論の裏付けはあれど基本的には直感とセンスで事業を動かし、自身の在り方で自然に人を惹きつける。そして圧倒的なパフォーマンスでテレビを通してでも商品への興味をかき立て、会社の業績拡大を導いてきた。ただ、たった一代で世に名を残す大企業を築き上げた、そんな天才経営者のやり方は真似できるものではない。
そこで息子である高田旭人氏は少し違った方法で会社の成長に貢献した。父のやり方をある程度模倣しながらも、組織体制の整備や根拠に則った論理的改革でジャパネットたかたを変えたのである。かつて父がやっていたようにテレビ画面に映ることはなく、感性で大胆に物事を進めていくこともない。自分自身が全てを決定するのではなく各社員の意志をより尊重する姿勢で事業に取り組み、従来以上の成果を挙げてきた。
父とは異なるやり方ではあるが、高田旭人氏が成し遂げたことは決して父には劣らない。ジャパネットたかたの新時代を切り拓く頼もしいリーダーである。