チームラボ社長 猪子寿之の概要
社長兼クリエーター 猪子寿之
会社名 チームラボ
会社URL https://www.team-lab.com/about/
事業内容 デジタルアート事業
<チームラボの魅力>
もはやこの名前を聞かないことはないだろう。ウルトラテクノロジスト集団「チームラボ」
しかし、その業務内容について詳しく知るものは少ない。概要を拝読する限りは、デジタルのテクノロジーとデジタル領域(創造)で、いろいろな領域に対して付加価値を付けるようにサポートして行く、とある。つまり、要約すると「デジタルをこれまで思いもよらなかった場所や方法で、人をあっと驚かせる」ことを業務としている、と言えるのではないか。
言うまでもなく現代はIT化が進み、超情報社会、ハイテクノロジー社会となっている。従って私たちに接触する多くの生活領域が、デジタル領域となりつつある。一方で、新しいテクノロジーとオールドテクノロジーの融合、あるいはオールドデザインに対して新しいテクノロジーを融合したものの中には違和感を持つものが多く含まれていると言わざるをえない。このギャップをどのように解消していくのか、というのが新しいテクノロジーの課題である。単に多くのものをデジタル化させれば良い、と言うものではないのである。この課題に取り組む企業こそ、チームラボといえるのではないか。
会社概要を見ると、チームラボには凡そ300人のメンバーがいる。これだけの人員を抱えながら、一方でイノベーティブな領域で結果を出そうとすることは非常に困難に見える。がしかし「21世紀では中間管理職は入らない」と同社代表の猪子は言う。個々人、それぞれが創造性をもって事業に取り組むのであれば、それを誰かに管理させる、あるいは管理を首都する業務など生まれない、という意味であろう。
事実、猪子自信も一人のクリエーターとして活動する。会社の中のプロジェクトを5%を持ち、そのプロジェクトを、メンバーと一緒に、プランニングしているのである。誰かが率いるのではない、全てのメンバーがプロジェクトを率いる、そんなところがチームラボの魅力かもしれない。
<猪子俊之の魅力>
「チームラボ」を率いる猪子寿之は、東京大学工学部計数工学部を卒業と同時に、チームラボを創業した。当時を知るものは「だらしない」「時間にルーズ」や「革新的」「クリエイター」など様々な評価が飛び交った。打合せ場所にライダースジャケットに大型バイクで現れた、というのは有名な話である。変人と天才は紙一重、とはこのことであろう。
当初、地に足がつかない成長性のない会社だったと思われていたようだ。しかし、2006年の産経デジタルのニュース・プロサイトを開発したことをきっかけに事業性と資金調達に成功。以後、世界各国で最新のデジタルアート事業に取り組む中でセルフブランディングに成功し、精力的に展開して行く。
また、東京大学出身ということで論客としても卓越している。度々メディアに登場するが、発想の独創性、そして論理的な説明、周囲を巻き込んでいくカリスマ性などどれをとっても傍観者を飽きさせることがない魅力を放っている。
働く環境にも独特の哲学を持っているようだ。必ずしも対面で仕事をする必要はない、必ずしも東京で働く必要はない。決して古い固定観念にとらわれることなく、合理性を追求し、かつ「生きがい」と「ビジネス」をバランスよく成立させる中で、新しい時代が求めるイノベーションを生み出そうとしている、そんな姿勢な現れなのかもしれない。