https://toyokeizai.net/articles/-/189577:東洋経済ONLINEより引用

スタートトゥディ社長 前澤友作の概要

社長 前澤友作
会社 株式会社スタートトゥデイ
会社 URL https://www.starttoday.jp/
事業内容 ZOZOTOWN事業 BtoB事業

<スタートトゥディの魅力>

国内最大級のファッション通販サイト「ZOZOTOWN」の運営会社として名高いスタートトゥデイは設立されて以来、事業規模、売上ともに拡大の一途を辿る。指揮をとる元ミュージシャンである異色の起業家、前澤友作氏の卓越した経営力がそれを成し遂げたことは疑いようがない。決して景気が良いとはいえないアパレル業界で多大な成果を挙げた手腕は圧巻だ。
ただ何より特異なのは、ある種模範的とされる会社経営をせず結果を出している点にある。明確な目標を数値で叩きだし、社員それぞれの成績をチェックしながら厳密に評価する。そういった経営方針を掲げず、労働時間や給料などの面でほどよいゆとりを保ちながら増収増益を実現させているのである。
2012年5月には1日6時間労働制を導入し、基本給は一律、ボーナスは均等。ある面で理想的といえるほどの勤務スタイルである。これは「働く」より「楽しむ」ことを大切にする前澤氏の意志が反映された結果といえるだろう。趣味をそのまま仕事にしたように、好きな洋服を売る楽しみを味わいながら働く社長や社員たち。羨望の念を抱かれそうなほど充実した会社である。

<前澤友作の魅力>

好きな事をして楽しく生きてたら大成功。前澤友作氏は思わずそんな表現をしたくなるような生き方をし続けている。「ZOZOTOWN」の成功で話題の人となって久しいが、当人は至ってマイペース。もとよりスタートトゥデイの設立も、ミュージシャン時代、それまで収集していたCDなどを販売したことがきっかけだった。
演奏活動の折、ふとそれらを売ってみたところ大反響があったので事業化すべく起業。そしてオンライン通販に切り替えた後、洋服好きでもあった前澤氏はネット上でセレクトショップをオープンした。これが「ZOZOTOWN」の基となる。以後、好きな洋服を好きな仲間と一緒に販売しながら事業を拡大し、業績は驚異的な伸びをみせた。
その経営手腕には感服するばかりだが、とにかく猛烈に働いて結果を出す、という姿勢をとらず成長を遂げた点も驚きだ。自身のペースを崩さず、ひたすら楽しむことに主眼をおいた経営スタイルを貫き、どことも比肩しがたい大企業へとスタートトゥデイを導いた。まさしく唯一の存在である。